昭和軽薄体

某氏に「文章が好きです」って言われて「ほほう」と昨日一日テレていたのですが、今朝、何故かWikipediaで沢野ひとしを調べてビビビと閃いたので、記事にしてみる。私の文章に一番の影響を与えた人と言えば、多分確実に椎名誠だっ!!ん、これだと判り難いですね。「私の文章に一番の影響を与えた人と言えば、多分、確実的絶対的相対的天照大神公認で椎名誠だもんね!」・・・もっと判り難いですか?そうですか。兎も角、私の青春(最近は「青秋」に移行している。ハハに「このままだと仙人になれそうです」ってメールしたら「その前に千人に一人の美人になってください」と返信が来ました。さすがハハ。でも、多分私には「十人に一人の美人」もキツいと思います。「二人に一人」ならば確率の問題で勝ち残れるかもしれないけどね・・・)時代に一番よく読んだエッセイが椎名誠ですからねぇ。マネをして書いているつもりは無いけれども、影響はかなり受けていると思うぞ。

そんな椎名誠の文体は「昭和軽薄体」と呼ばれておりまして、Wikipediaによりますと

昭和軽薄体の文体の形式的な特徴としては、以下のような例が挙げられる。なお、上記の作家の文体がこれらの特徴をすべて備えているわけではない。

*口語調の文末(例:もんね)。
*長音を「ー」で表記(例:そーゆーふーに(=そういうふうに))。
*擬音語・擬態語の多用(例:ギトギト、ハフハフ)。擬音語・擬態語を続けて使うこともある(例:ハグハグモグモグ)。
*カタカナ表記の多用(例:ナリユキ(=成り行き))
*ABC文体(例:でR(=である))。もっぱら嵐山光三郎によって用いられた。

だそうです。口語調の文末「だもんね」「ですよねぇ」とかは確かに(私の文章にも)多いね。擬音語はあんまり使っていないと思うけれども、片仮名表記も確かに多い。まぁ、何度も言いますが真似して書こうとしている訳ではないので、他の作家の影響もあるんだろうとは思う。でも、他の作家って言っても良く読むのは京極夏彦、横溝正史、江戸川乱歩、福井晴敏、田中芳樹(銀英伝だけ)、小野不由美とかで、この人達からはあんまり影響を受けていないというか椎名誠が浮きまくりというか、むしろ内容が濃過ぎで文章まで気が回らないとか、そんな感じ。まぁ、椎名誠の方はエッセイで有名な訳で、私が他に読むエッセイと言えばいきなり「枕草子」まで吹っ飛んでしまうので、やっぱり椎名誠なんだよ。銀色夏生は「つれづれノート」、書くの止めちゃったし。以下、私がどれだけアホのように椎名誠を読んでいたかを解説。

その0)そもそも「岳物語」が中学受験用の課題図書になっていた。この頃から「本が友達」状態で、いや勿論人間の友達もいたんだけど、兎も角本大好き人間で、ねじめ正一とかも読んでいた気がする。椋鳩十とかもね。動物ものが好きな幼気な小学生でした。だから、畑正憲(ムツゴロウさん)のエッセイを読んで、その意外なエロさに鼻血が出そうになった事が・・・よい子のみんな、ムツゴロウさんの本で動物もの以外は、ちょっと刺激が強いぞ!安達祐実が出ていた映画「REX恐竜物語」の原作とかね。卒倒しそうだったぞ。まぁ、よい子のみんなはこんなブログを読んでいる時点ですでによい子じゃないけどね。(しかも刺激が強いと言っても、今思い出す限りそうでも無い。大人になるっていやぁね。)

その1)忘れもしない、中学一年のときの夏休みの課題であった「図書新聞」。要は本の紹介をする課題なんですが、何を思ったか私は椎名誠の「あやしい探検隊 北へ」を紹介。かの「パンツ1号」「パンツ2号」の部分をイラスト付きで紹介するという暴挙にでる。個人的に「北へ」は「あやしい探検隊」シリーズの中でも1、2を争う抱腹絶倒爆笑必至の面白さなので、下のリンク先から買って読んでね。(営業してみた。)しかしながら、一体いつ頃椎名誠に手を染め始めたかは不明。中学受験が終わった後、開放感から神田神保町で銀色夏生の「つれづれノート」と松本零士の「銀河鉄道999」の文庫版を買ったのは記憶にあるので、多分そのとき一緒に買ったんだろうね。本当に記憶に無い。

その2)「あやしい探検隊」シリーズをしょうも懲りなく、読みまくったのは良かったんだが、ある時点から「あやしい探検隊」のメンバーが変わってきてしまい(これについては私の非難する事ではないので、個人的に残念がっているだけです。)、「弁護士の木村先生」とか「セーネン」とか一番のお気に入りであった「陰気な子安」が出てこなくなったを見届けて「あやしい探検隊」シリーズから、卒業してみた。

その3)その後、高校進学、留学、大学進学と人生順調にコマを進めつつ、椎名誠の過去話にハマる。椎名誠とその友人達が面白過ぎる事を発見。「これはいかん!読みのがしては絶対にいかんのだ」と、何故か使命感を持って読み漁る。

その4)そして、「本の雑誌」社に仄かな憧れを持つように至る。(次点は京極堂の文庫化でギリギリに挑戦した講談社。)理系にも関わらず「出版系」業種にかなり真面目に憧れる。「本に囲まれて一生生きていけたら死んでも良い」という矛盾した事を夢に見て、理系のくせにその論理の破綻に気が付かぬまま、ひたすら夢に見る。この頃「妹尾河童の本に椎名誠宅のトイレのイラストが載っているらしい」ということを聞きつけ、わざわざ買ってみた。因みに妹尾河童は「少年H」が有名ですけど、個人的には「河童が覗いたヨーロッパ」が好きです。

その5)留学して、専攻を変えて、本格的に国際関係論、戦略論でのマスター&ドクターを視野に入れつつも、本の雑誌社ならばいつでも就職してもいいと、今でも思っている。例えPh.Dを取ったとしても、ありとあらゆる政府や研究所から声がかかっても、本の雑誌社から「ウチへおいで」って言われたら尻尾振ってついていく自信がある。本当に。まぁ、なんせ私はPh.Dを取ったらどうするの?と言われて「お嫁さんになろうと思っている」と言った事があるので、ある意味、就職しようという気になるだけでも凄いかもしれない。

と、まぁこんな感じなのです。これだけすればそりゃ文体に影響も受けますよね。そうそう、そしてその文体の「昭和軽薄体」の「昭和」。私は人生の大半は平成に含まれていますが、私が生まれた年というのは、何とか「宇宙戦艦ヤマト」が終わっているものの、百恵ちゃん(山口百恵)の引退やピンクレディーの解散から実は5年も経っていないという頃なのです。だからかなんだか知りませんが、昭和の方が平成よりしっくりくるんだよね。後数年早く生まれていたら、70年代生まれですからねぇ。つくづく自分というのは自分で思っているより「昔寄り」なのだと感じ入る次第であります。戦隊ものだと「超獣戦隊ライブマン」あたりがクリーンヒット。うん。

んで、そんな昭和な女が「それでは『平成軽薄体』とはなんぞや?」と考えてみたんですよね。ギャル言葉か2ch語か・・・どっちだろう。でもどっちにしろ使いこなせていないので、どっちでもいいもんねと無責任無思慮無遠慮的に投げやり放置し、「兎も角私の文章の源は椎名誠である!誰がどー言おうと、そうなんだもんね!あ、いやよいやよっ!反論しちゃいやん」と高らかに宣言して、今回はこれで御仕舞い。ん?なんか文句ある?

※勿論今回の記事がアチコチで「あえて」マネしています。そして、もしこのブログを私が30年続ける事が出来たら、新旧合わせて自己出版する。そして、みんなに配るのだ。

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